アーカイブスの活用
2021年 12月 10日
当時はハイヒールのブーツ&スキニーパンツに合わせたりしていました。
しかし年齢とともにボトムスの好みが変わり、また、ビッグシルエットにトレンドが移行したこともあって、最近では袖を通す機会が少なくなっていました。
文字どおり、箪笥の肥やし状態です。
ところが昨年頃から、ジャケットのシルエットもゆったりしたものが主流となり、ショートコートとの境界線が曖昧に。
その潮流に乗り、ツイードコートを、ジャケットのように羽織ることを思いつき、久しぶりに活用頻度が高まっています。
このツイードジャケットが、どうしようもなくタイツを選ぶのです。
それで慌ててMantouxを補充した次第です。
その生地もボタンも、このコートのためだけに作られたものだと、当時お店の人から聴きました。
生地はネイビーとブラックのミックスツイード。
一見すると黒に見えますが、光があたると、ネイビーの存在がわかるというものです(上の写真の背景部分がその生地です)。
襟ぐりが広めの丸襟の下に、獅子を象った凝った細工のボタンが並んでいますが(上の画像は違います)、隠しボタンに仕立てられており、前を閉じて着ると全く見えないという、光琳笹のような趣向で。
ともすると地味な印象でしたが、前をあけてジャケットとして着用することで、ボタンが露出し、マリンテイストに傾きます。
ミドル丈の黒のタートルワンピースに合わせて、ネイビーのタイツ(こちらもMantouxにしては珍しいコットン混のダークネイビーを発見)、バッグは大き目のホワイトレザー、あえてカジュアルを選びます。あとは少量の赤を足したい気分。
レッスン貧乏となった今では、手が出せないであろう一枚。
これも過去の自分からの贈り物の一つだと思って、大切に着用しています。
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by couleurs_bretagne
| 2021-12-10 22:52
| Fashion